RECRUITMENT
- PEOPLE
- 人について
- 先輩インタビュー
- INTERVIEW
宇宙にも、
運用するモノがある
- K.N
- 2007年入社
衛星制御
小さい頃から宇宙に関わる事に興味があり、大学でもリモートセンシングに関わる研究を行っていました。そのまま宇宙に関わる仕事がしたいと思い、企業探しをしたときに見つけたのがCTCS。研究や開発といった仕事は他企業にもあったんですが、「運用」って珍しいし、面白そうだなと感じたのが入社の決め手になりました。
- CHAPTER.01
赤道上空36,000kmの衛星を制御する
私たちが運用しているのは、赤道上空36,000km上にある静止衛星。放送や通信に使用されている衛星の制御を担当しています。「静止」衛星という名前からずっと同じ位置にあるイメージを持つ方も多いんですが、太陽や月の引力、そして地球の重力の影響を受けています。実は西に東にかなり動いているんです。でも、安定した通信状態を維持するためには「留めて」おく必要があります。留めておくために、位置を正確に把握し、計画を立て、実際に動かしていくのが、「衛星」チームのミッション。その中で私は、運用の計画と評価を担当しています。最近ではデブリと呼ばれる宇宙ゴミとの衝突回避なども実施しています。
- CHAPTER.02
古きを知り、新しきを活かす
衛星に一番に求められるのは「安定性」や「信頼性」。新しさよりも確実に動くことが求められる世界です。ですから、地上ではもう見かけることが珍しいくらいの古いインフラも使用されている。業務改善のために、新しい制御アプリケーションを搭載することがとても難しい。私もオペレーターとして衛星の監視、制御を担当していた頃にそういった業務改善を経験しました。ほぼ寿命が近づいた古い衛星の運用方法を改善するためのプログラムを開発・導入し、運用の変更を行いました。結果として効率的な運用ができるようになりました。それまで大きな改善に関わることがなかったことと、達成できたこともあり印象深い経験になりました。
- CHAPTER.03
衛星の運用も、自動で行える時代を
「衛星運用全自動化」それが私の大きな目標です。それをいつか実現するために、ディープラーニングやAIなどの注目度に比例して、最近また脚光を浴びているPythonというプログラム言語を習得中です。資格は取得しましたが、まだ自由に使いこなすことは出来ていないので少しずつ出来ることを増やしています。クラウドなんかもすごく面白いし、搭載することができれば画期的だなと思います。これまで、プログラム、物理学、情報システムなど業務を深く知るために必要な知識を得てきました。ただ既存のものだけじゃなくて、新しい技術も知っておきたい。いろんな知識がいつか新しい「衛星」のシステムを生み出すんだって、どこかで信じているのかもしれません。
CAREER STEP
キャリアステップ
- 1年目
- オペレーター
衛星の状態監視や制御などを行うオペレーターとして勤務をスタートしました。
- 2年目
- 高い壁に直面
新人だった頃はまだまだ未熟で、他の方が作成したプログラムを見て、すごいなと感じると共に、何もできない自分が悔しかったです。
- 4年目
- 大規模な業務改善プロジェクトを
やり遂げる
お客様にもかなり評価をしていただいて、嬉しかったですね。
- 7年目
- 運用計画と評価を担当
オペレーターから、もう一つ上のレイヤーにジョブチェンジし、俯瞰的に運用計画を推進しています。入社以来ずっと、衛星を担当しているので、このあたりで別の業界を見るのも、いい経験になるのかなと考えたりしています。
FLOW
1日の流れ
- 9:00 / 出社
- 9:30 / 午前の業務
- 当日から翌日にかけて実施される衛星イベントの予定、準備状況を確認。また、前日のイベント実施状況を確認し、不具合等が発生していなかったかを確認。計測された距離等のデータを元に、衛星の軌道決定を実施し、次の計画を立案。
- 12:00 / 昼食
- 13:00 / 午後の業務
- 午前中に引き続き、次の計画の立案を実施したり、打ち合わせや、プロジェクト関連の作業を実施します。業務改善・効率化の為のプログラミング作業や業務知識の習得も空いた時間で行います。
- 18:00 / 退社
- 衛星運用は24時間体制で実施されてるため、翌朝までの作業に必要な指示書が提出されているか、当日中に対応が必要な作業が残っていないか確認をしてから帰宅します。